秋のカナダと言えば、メープル(楓)が色づく紅葉が世界的にも有名です。この時期には世界中からこの美しい風景を求める人々がカナダを訪れ、中でもナイアガラ地域からケベック・シティへと続く全長約800kmの観光ルート『メープル街道』は、つとに多くの観光客を惹きつけています。

「カナダの紅葉=メープル街道」
カナダの大自然は、そんなに単純なものではありません。ここユーコン準州には、一風変わった紅葉が見られる場所があります。それが、ドーソン・シティ郊外にある、『ツームストン準州立公園』であり、今回の視察旅行の最大の目的地の一つです。
何が一風変わっているのか。
それは、このツームストン準州立公園はツンドラ地帯。そのツンドラの低木が8月下旬から9月上旬のわずかな期間に真っ赤に色づき、他では見ることのできない景観を生み出すのです。
我々がドーソン・シティの空港から向かったのは、ここ、ツームストン準州立公園です。

空港を出発してほどなくすると、車は「デンプスター・ハイウェイ」へと入ります。このデンプスター・ハイウェイは、ドーソン・シティ東部から北極海まで続く唯一の道路で、全長736km。美しい大自然の景色の中を走るこの道路自体が一つの観光名所となっています。ここをひた走り、ツームストン準州立公園を目指します。

Dempster_Highway

いよいよ、ツームストン準州立公園内に入って行きます。
天気はあいにくの曇り。それでも、花崗岩の尖った岩山と、その下に絨毯を敷き詰めたように広がるツンドラの紅葉は、まさに一幅の絵画のよう。紅葉のピークの8割程度の色づきと思われましたが、興奮の中でシャッターを切り続けたのでした。
余計な説明は不要かと思います。珍しいツンドラの紅葉を存分にお楽しみください。

Tombstone_01

Tombstone_02

Tombstone_03

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Tombstone_06

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Tombstone_08

Tombstone_09

存分にツンドラの紅葉を満喫した後は、腹ごしらえです。
園内にはレストランはありませんので、事前に買い込んで行ったパン、ハム、チーズ、野菜を自分たちでカットし、思い思いに手作りのサンドイッチを作っていただきました。
決して豪華ではなくても、大自然の中で食べる出来あいでない手作りのサンドイッチは、格別な味わいでした。

Tombstone_Lunch

(つづく)

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