眠い目をこすりながら集合した我々は、この日はゴールド・ラッシュに因んだ場所を3か所訪ねることになりました。

最初に訪れたのは、『ボナンザ・クリーク』。
ここは、1896年、カナダ人のジョージ・カーマックスと先住民のドーソン・チャーリー、スコークン・ジムの3人が膨大な金を発見し、杭を立てて金の採掘権を主張した、クロンダイク川の支流で、正にゴールド・ラッシュの最初の一歩が踏み出された場所です。今では簡単なトレイルがあり、小川へと下りて行くことができますが、この何気ない小川から北米にセンセーションを巻き起こしたゴールド・ラッシュが始まったのかと思うと、感慨深いものがあります。

次に訪れたのは、ボナンザ・クリークからほど近い場所にある、『ドレッジ#4』。

Dredge_01

ゴールド・ラッシュが巻き起こった当初、人々はゴールド・パンと呼ばれる浅いお皿を使って手作業で金を採っていましたが、ほどなくして金の採掘に企業が乗り出してくるようになると、より効率よく採金を行うために水力発電で稼働する大型のドレッジ(=浚渫機/土砂をすくい上げて取り除く機械)が活躍するようになりました。
このドレッジ#4は1913年に建造されたもので、ゴールド・ラッシュ後の1960年まで稼働しており、このタイプのドレッジとしては北米最大、カナダの国定史跡に指定されています。

Dredge_02

ゴールド・ラッシュ当初のゴールド・パンでの砂金採取を体験できるのが、『ゴールド・パニング』です。
土砂を入れたゴールド・パンを水を張った水槽の中で、少しずつ揺すって行き土砂を取り除いて行くと、土砂よりも重量の重い砂金だけがゴールド・パンに残る、という仕組みです。
とは言っても、激しく揺すると砂金をも水槽の中に沈めてしまうことになります。優しく、丁寧に揺すっていくのがポイントです。

Gold_Panning_01

Gold_Panning_02

Gold_Panning_03

自分で採取した砂金は、ゴールド・パニング体験の記念として、小さなボトルに入れて持ち帰ることができます。また、併設の売店ではこの砂金を使って、アクセサリーを作ってもらうこともできます。

ドーソン・シティとは切っても切れないゴールド・ラッシュ。
これらの場所を訪ね歩くことで、当時の人々の熱狂ぶりを追体験できるかもしれません。

(つづく)

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