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この写真、いったい何だと思われますか?
絵の具のパレット?カクテル?

いえいえ、実はこれ、湖の湖面なのです。
世界中には様々な色の湖が存在しますが、こんな「いちごミルク」色の湖を見たことがありますか?

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アフリカ大陸の西部、セネガル共和国の首都ダカールから僅か30分足らずのところにこの湖は佇んでいます。名前は、「レトバ湖(lac Retba)」。地元の人々にはその湖水の色から「バラの湖(lac Rose)」とも呼び親しまれています。また、有名な「パリ-ダカール・ラリー」のゴールとしても知られています。湖の大きさは3㎢とそんなに大きな湖ではありません。

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こんなに可愛らしい色をした湖水、きっと甘い味がするんじゃないか・・・
そんな妄想に駆られてしまいますが、実際はかなりしょっぱい!というより、辛い!と言った方が正しいかもしれません。
それもそのはず、レトバ湖は僅かな砂丘で大西洋と隔てられているだけで、その湖水の塩分濃度はなんと、海水の10倍!塩の湖として知られる、イスラエル、ヨルダンにまたがる死海の塩分濃度と比較しても、乾季ともなればレトバ湖の方が1.5倍も濃いのだそう。

なぜ、このような鮮やかなピンク色をしているのでしょうか?
その正体は「ドナリエラ」と呼ばれる藻です。この藻は、太陽からエネルギーを吸収する際に赤い色素を体内に作るのだそうです。その塩分濃度の高さゆえに、ほとんど生物が生息していないために、このドナリエラの体内色素が湖を覆い、いちごミルクのようなピンク色に見えるのです。水の量が少なくなる乾季には、そのピンク色もより鮮明に見られるようになります。

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これだけの塩分濃度ですから、当然、塩の生産も盛んに行われています。実際には、湖底に沈殿した塩を手ですくい上げます。

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ピンク色の湖から採れた塩もピンク色をしているのか・・・
残念ながら、そういうことはなく、塩は私たちが知っているとおり、白い色をしています。
高濃度の塩分から皮膚を守るため、塩の生産に従事している人々は、周辺のシア・ナッツ・ツリーから採れる「シア・バター」を体中に塗って、作業を行っています。

先ほどのドナリエラは人体には無害なため、泳ぐこともできます。地元の人々が泳いでいる姿もよく見かけます。死海と同様、体もプッカリと浮かびます。

いちごミルク色の湖水だけでも訪れる価値は十分ですが、岸に積み上げられた真っ白な塩、そして、黄金色に輝く砂丘のコントラストは、正に訪れた人だけが実感できる贅沢な景観です。

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