世界中の国々の中には、私たちが当然首都であろうと思っていた都市が実は首都ではなかった、という国がいくつかあります。今日はそんな首都にまつわるお話しをご紹介したいと思います。

このような誤解は往々にして国際線が多く発着するその国の代表的な空港のある都市が実は首都ではない、ということに起因しているように思います。考えてみれば日本のメイン空港である成田空港が首都の東京ではなく、お隣の千葉にあるのも同じようなことかもしれません。

実はこんなところが首都だった、という例としては・・・
  • トルコ:イスタンブールではなくアンカラ
  • モロッコ:カサブランカではなくラバト
  • カナダ:バンクーバーでもトロントでもなくオタワ
  • ブラジル:リオ・デ・ジャネイロでもサン・パウロでもなくブラジリア

などが挙げられます。


面白い例としてご紹介したいのは南米のボリビア。

憲法上ではスクレという都市と定められていますが、立法・行政府の置かれているラ・パスが事実上の首都として機能しており、首都が2つ存在するような形となっているのです。


インド洋に浮かぶ、セイロン紅茶の故郷スリランカは、メインの国際空港はコロンボにありますが、このコロンボも首都ではありません。よく、クイズ番組などで出題されたりしますが、首都は長い名前で、


スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ


という都市です。

Colombo

スリランカ/コロンボの街並み


では、このスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテが世界で一番長い首都の名前かといえばそうではありません。

実はタイの首都バンコクが世界で一番長い首都の名前なのです。

「バンコクなんて長くもなんともないじゃないか!」との声が聞こえてきそうですが、このバンコクという名称は慣用的に用いられている名称であり、儀式的な正式名称は・・・


クルンテープマハナコーンアモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタナラーチャタニーブリーロム・ウドン ラーチャニウチェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット


といい、その意味は・・・


イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヌカルマ神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都


ということになります。

Bangkok
バンコクのランドマーク ワット・アルン


さすがに、現地の人々も日々こんなに長い名前を会話に使用するのは大変なことですので、最初の言葉である「クルンテープ(天使の都)」と単に呼んでいることが多いようです。

かといって、長すぎるからみんな覚えていないのかといえばそういうわけでもないようで、ほとんどの人が諳んじて言えるほどなのだそうです。


「天使の都」

なんだか素敵な首都名ですね。


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