4日目、午前中カルパの役所へ向かいました。

役所

ここから先スピティ・エリアに行くには、中国との係争地帯である国境付近を通るので、許可証(インナーライン・パーミット)が必要となります。役所に各自パスポートを持参し、写真撮影を行うと1時間程で許可証が発行されます。

私たちは、その間ドゥガ・コティ・マタと呼ばれるカルパのヒンドゥー教寺院を訪ねました。

ヒンドゥー寺院

ヒンドゥー寺院2

ヒンドゥー寺院信者

ヒンドゥー寺院前

この寺院の歴史は15世紀頃まで遡ると言われており、敷地内には日本の蔵のような古い御堂と新しい御堂が並んでいます。敷地内に入る際は靴を脱ぎ、貸し出しのある緑色の帽子を被ります。そこからは写真撮影は一切禁止です。訪問時、寺院では楽器の演奏とともに信者が祈りを捧げていました。演奏の音色や寺院の壁に飾られるヤクらしき頭蓋骨など見ると、そこはヒンドゥーとチベット仏教、また土着宗教が混合した寺院のようです。

その後、カルパを去り、スピティ谷にあるタボの町に私たちは向かいました。行程は横目でサルタジ川を眺めながら北上していきます。途中、サルタジ川とスピティ川の合流地点や標高3500mに位置するナコ・ゴンパに立ち寄りました。

カルパ町 トラック

サルタジ川

河合流地点 花

河合流地点

河合流地点2

道中

道中2

道中景色1

道中景色2

道中景色3

ナコ・ゴンパは11世紀のリンチェン・サンポの創建とされています。グゲ王国からカシミールに派遣されたリンチェン・サンポは、経典を持ち帰ったとともに、カシミールから絵師や工芸師などを連れて帰国したことで、この地域には彼らによる精密な工芸の技が良好な状態で残っています。後日紹介するタボ・ゴンパなどは貴重な仏教芸術が残っている寺の一つです。こちらも内部撮影が禁止でしたが、寺院内は素晴らしかったです!

ナコ・ゴンパ

ナコ・ゴンパ2

ナコ・ゴンパ3

ナコ・ゴンパ4

(つづく)

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