2015年9月15日(火) 第24日目

本日は、ツアー始まって2回目の休息日。そして中国出国の前日となります。
皆さん街中を散策されたり、体を休めたり、それぞれの休息日を過ごされました。

ご希望の方は、ホテル近くのレストランにて昼食を召し上がっていただきました。凉皮を食べる方あり、牛肉麺を食べる方あり。

Lunch_01

牛肉麺は恐らく蘭州で食べて以来だと思います。

Lunch_03

凉皮はその名の通り冷たい麺で、こちらでは暑い夏場によく食べられています。本来は陝西省の食べ物ですが、もちろん今では中国全土で食べられます。軽く腹ごしらえしました。

Lunch_02

今日は観光もないということで、少し喀什の街のご紹介を。
宿泊しているホテルは人民路と解放路が交わる街のど真ん中にあり、散策するにはもってこいです。現在の喀什は急速に開発が行われ、至る所で建設ラッシュです。

Kashgar_01

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少し歩いて旧市街へ向かいました。人民東路を東へ進むと大きな東湖公園があり、その北側に旧市街があります。一歩足を踏み入れると、まだウイグル色豊かな懐かしい街並みが残っています。

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一軒のお宅を少し覗かせていただきました。お母さんの側にはゆりかごに載せられた幼子が眠っています。

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お母さんはこのゆりかごを揺らしながら家事を行います。ちょうど食事の支度をしているところで、薄力粉の生地を伸ばして野菜の具材が入ったマントウを作っていました。

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迷路のような旧市街をどちらともなく彷徨っていると、見覚えのあるエイティガール寺院前に出てきました。

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現在の喀什は新しいものと古いものが混在した街へと変貌しています。2年後、3年後、また喀什を訪れたとしたら、どんな街になっているのでしょうか。

19時、まだ外は明るいです。
今日初めての皆さんのお顔合わせ。揃って昨夜と同じレストランで中国最後の夕食をいただきました。見慣れた円卓も今日が最後となります。ここまでの皆さんの労をねぎらい、そしてこれから先の安全な旅を祈願して、ワインで乾杯!

明日はいよいよ25日間滞在した中国に別れを告げ、初めての国境越え、2ヶ国目のキルギスへ向かいます。

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2015年9月16日(水) 第25日目

いよいよ今回のツアーの中では最長滞在となる中国を出国し、第2カ国目のキルギスへと向かいます。

まず、喀什から60km離れたトルガルト峠へ。
中国時間10時30分に中国側のチェック・ポイントがオープンする予定が…その気配まったくなし。待たされること30分、ようやく税関が開きました。荷物を検査され、出国審査も無事終わろうかとしたところ、またパスポートの回収が。結局のところトータルで1時間半もかかってしまいました。

Check_Point

ここから本当の国境・トルガルト峠までは110km。ガタガタ道を揺られながら進んでいきます。もう少しでトルガルト峠というところで最後の検問所があります。ここを抜ければと思いきや…昼休みの為閉鎖されていました

Remaining_Snow

Rest_on_the_Way

。どうすることもできず昼休みが終わるまでただひたすら待ちました。その間、添乗員お手製のいなり寿司でもお召しがりください。

Special_Snack

16時30分、ようやく長い昼休みが終わり再オープン。そして、ようやく標高3752mのトルガルト峠に到着。ここはキルギスが独立した後、1992年に初めて中国との間に開かれた国境です。ここで中国のガイドさん、ドライバーさんに別れを告げ、キルギス側へ。ここには中国、キルギスそれぞれのモニュメントが建っていますが、キルギス側のモニュメントだけ許可をもらい撮影し、キルギスのガイドエルメックさんとドライバーのウラジミールさんと合流、キルギス側審査場へと向かいました。

Monument_of_Kyrgyz_Side

緩衝地帯を走ります。入国審査も無事終えました。キルギスは中央アジアで唯一、ビザの要らない国。中央アジアの中では一番簡単な入国審査です。(註:2014年7月から1年間、暫定的にカザフスタンのビザが日本国籍保有者について免除され、2015年7月からさらに1年間、同措置が延長されています。)

この辺りはキルギスの中でも豪雪地帯。冬には雪が積もり、過去にマイナス56℃を記録したこともあるといいます。そして、キルギス第3の湖・チャテルクリ湖が側にあります。

Lake_01

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ここでもまだ標高3,530m。ここで、遅くなりましたが、キルギス側で用意してくれていた、昼食のお弁当を頂きました。内容はサンドイッチ、チーズ、ピクルスなど洋風のものでした。このお弁当一つとっても、中国を出国したことを実感する瞬間です。

Lunch_01

Lunch_02

ここからナリンまでは、かねてからの道路工事が終わり、比較的快適に走行できるようになりました。中国とはガラッと変わり、なんとも穏やかな牧歌的な風景が広がっています。峠を一つ越えるだけで、こうも変わるものかと何度もここを通っていますが、改めて思ってしまいました。
と、そこへ大きな家畜の群れが通りました。羊、牛、馬、そして、それらを操る馬に乗ったキルギス人。彼らは幼い頃から馬を乗りこなしているため、乗馬もお手のものです。子供ながらも、見ていて恰好いいものでした。

Way_to_Narin_02

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標高2,370mのナリンに到着。ここでは観光はなく、宿泊するだけ、それなら、ということで、本来はホテル内のレストランで予定していた夕食をキャンセルし、ちょっとした観光も兼ねて街の中のレストランでキルギス初めての夕食を摂りました。

Narin

中国とは違った雰囲気。お食事は、新疆でも頂いたラグ麺ならぬラグマン、そしてマントウならぬマンティ。どちらも新疆とは少し違った感じですが美味しい。

Dinner_01

Dinner_02

Dinner_03

今日4回目の食事を終えホテルへ。Wi-Fiが気持ちよく繋がるので感激。長い一日でした。皆様、お疲れ様でした。

Hotel_Room

(つづく)

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