インド北東部に位置するアルナーチャル・プラデーシュ州には、インド北東部諸州のなかでも最も多くの異なる民族が暮らしており、森林に覆われた山岳地帯です。幾筋もの深い渓谷が流れており、1つの山を越え、次の山へ移動するにも時間がかかります。そのような地形と気候は長い間、諸民族の移動また他グループからの侵略を難しくしてきました。政治情勢から長い間外国人には閉ざされた地域でもあり、今も特別な入域許可が必要な場所です。
西にブータン、北から東にかけて中国、南東をミャンマーに国境を接しており、インド的な世界と東南アジア的な世界が融合する興味深い場所です。1962年には中印国境紛争による激しい戦闘のあった場所でもあり、現在も至る所に軍の駐屯地と軍人を目にします。
今回の行程は、アッサム州グワハティから陸路3日間かけアルナーチャル・プラデーシュ州の北東部タワンへ。その後、アッサム州に一度戻り、再びアルナーチャル・プラデーシュ州中部よりの町ズィロへ。タワンのモンパ族やズィロのアパ・タニ族との出会いは忘れられない思い出です。
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空路、デリーから約2時間のフライトで北東部地域7州の中心都市アッサム州のグワハティへ。その後、東に車で約170kmに位置するテズプールへ向かい1泊しました。テズプールの町はブラフマプトラ川の北岸にあります。川は全長2,900km。源流はヒマラヤ山脈の北側、チベット高原南部からアッサム州を西へ向け横断し、ガンジスに合流します。その合流点は世界最大の三角洲を形成していることで知られています。周囲では主に農業や茶農園が営まれています。
今回はアルナーチャル・プラデーシュ州へ行くのが目的だったのでアッサム州の滞在地は通過点に過ぎませんでしたが、アッサム州にも少数民族や祭りがあり、またインドサイの生息地であるカジランガ国立公園は世界遺産に登録され、日本からのツアーも最近見かけるようになりました。
写真はブラフマプトラ河川敷と茶農園、テズプール近郊の田舎の散策時の様子です。
(つづく)
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