アルナーチャル・プラデーシュ州のズィロの訪問は、今回の旅のハイライトの1つです。この地域に住むアパ・タニ族の人々はモンゴロイド系で、言葉はシナ・チベット語族のアパ・タニ語を話します。
アパ・タニ族の社会は元来、太陽と月など自然崇拝を軸とする「ドニ・プロ」と呼ばれる独自の信仰を維持してきました。祈りの場には竹と卵の殻で作った捧げものがあります。
昨今は、キリスト教ミッションの布教活動で多くの人がキリスト教に改宗したため、伝統的信仰は減少しつつあるようです。
アパ・タニ族の女性は、成人への通過儀礼として鼻筋に沿って刺青を施すほか、鼻に穴を開け木製のノーズプラグでふさぐ風習がありました。この風変わりな習慣は、他の種族との抗争において、女たちが誘拐されないようにその容貌を醜くしたことが始まりでした。1970年以降この風習は廃れたため、現在では40歳以上の女性に見られるだけとなりました。
(つづく)
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