先日のエントリーで、青松が白磁の故郷であることを書きました。
その秀逸な作品たちについては、展示館で間近にご覧いただくことができますが、見るばかりではなく実際に世界で一つだけの白磁を自ら作ってみたい!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方もご安心ください。「青松白磁伝授館」では白磁作りを体験することができます。

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ここで白磁の伝統を引き継いでいるのが、コ・マンギョン氏。
青松白磁の最後の職人さんです。

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青松の白磁は、16世紀から約500年間にわたって庶民たちに愛用されている陶磁器です。この地の白磁の特徴は、白土を使って作る他の地域の白磁とは異なり、陶石を砕いたものを使用するという独特な技法にあります。庶民の日用品であっただけに、実用性に優れています。

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この採掘場で陶石を砕いて練り、機械に何度も何度も通してきめを細かくしていきます。

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この練った土をろくろに乗せて、形作りのスタートです。

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ただの柱のような棒だったものが、名人の手にかかればみるみるうちに形を変え、あっという間に食器の形が出来上がってきます。

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こうして成形された白磁は、登り窯で3日間にわたって焼きが入れられます。

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ご希望であれば、国際宅急便を利用して日本まで発送してもらうことも可能だそうです。
また、自分で作るのはちょっと・・・という方も、敷地内には小さいですが売店も併設されていますので、本場の白磁をお手頃価格でお求めいただくこともできます。
青松の旅の良い思い出になることでしょう。

(つづく)

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