キャンディは、シンハラ王朝最後の都で、1815年にイギリスとの戦いに敗れるまでのおよそ300年の間首都として栄えた地です。
ここには、王権の象徴である仏歯を祀る仏歯寺(正式名称/ダラダ・マリガワ寺院)が建立され、今なお仏教徒の篤い信仰を集めています。

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この仏歯は、紀元前543年にインドで仏陀を火葬した際に手に入れたものと言われ、4世紀にスリランカへ持ち込まれてアヌラーダプラに奉納されました。その後、仏歯は歴代政権のシンボルとして、遷都と共に移動を重ね、最終的にキャンディに奉納されたのでした。

寺院はキャンディ湖の湖畔にあり、シンハラ建築様式の八角形の小塔がシンボルになっています。

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寺院内の壁や天井には美しい木工装飾が施され、様々な仏画が描かれています。ペラヘラ祭りの様子を描いた壁画からは、象の背中に仏歯を乗せて歩いている様子が分かります。

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仏歯が納められている部屋の前には、祈りを捧げる多くの信者とお供え物の蓮の花が捧げられています。

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(つづく)

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