カシュガルからホータンへの移動の際、ヤルカンドの町に立ち寄りました。町は2000年あまりの歴史を有します。ヤルカンド王陵は、ヤルカンド・ハン国(1514-1680年)の王宮所在地です。文化大革命の際にかつての王宮は破壊されてしまい、今は1980年代に修繕・再建されたものが残ります。なかにはアラベスクとウイグル文字で装飾された石棺や四角形、六角形の墓が並んでいます。
隣にはイスラムの16世紀の代表的詩人、また音楽家でもあったアマニサハン王妃陵もあります。この女性のウイグルムカムの音楽への貢献は多大なものでした。町の公園には彼女の銅像が立っています。
残念ながら、ヤルカンドの歴史は新疆内では今はあまり知られていません。現地ガイドさん(ウイグル族)も、息子も天安門の歴史は学校で教わるので詳しいが、ヤルカンドは存在自体あまり知らないと嘆いていました。
活気ある町のバザールとあわせてご紹介します。
(つづく)
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