ヤン村のゲストハウスのご主人アイダールさんは、楽器「バフンマコン」の作り手であり、名手でもあります。
祖父にあたるワナーニーさんの時代から技術が伝承され続けており、アイダールさんも子供の頃から親しんできました。
見た目は古代ペルシャの楽器バルバットが起源とされるトルコやアラブでのウードにも似ています。アイダールさんの説明では、楽器は人の形をしているらしく、確かに逆さに立てかけてみると、ネックが両足で胴体を支えているように見えます。クラッシック・ギターのようにナイロン弦が張られていますが、昔は動物の毛を使ったといいます。
この辺りはシャーマニズムの信仰と行動が見られます。昔からバフマコンは宗教行事にのみ演奏され、アイダールさんも祖父や父の演奏を聴いて、独自の神聖なリズムとフレーズを作り出したそうです。
(つづく)
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