今回訪ねた「砂漠の城」のうち、最後はハラナ城です。
ここも「城」とは呼ばれているものの、実際にはキャラバンの交易の拠点(隊商宿)であったと考えられています。
前述のアズラック城やアムラ城の近くに位置しており、首都アンマンから東に約60kmのところにあります。ローマ及びビザンチン時代の遺跡の上に建てられた建造物は、8世紀にウマイヤ朝のカリフ、ワリード1世の時代に遡ります。
中庭があるし角形の石造建築で、ビザンチン建築とササン朝ペルシャの影響が見られます。内部は2階建ての構造になっており、部屋の数は1階部分を合わせると60部屋近くにのぼります。
今は残っていませんが、中庭を見下ろすテラスもあったようです。外壁には所々に窓が付いて風通りがよくなっているので、夏場でも過ごしやすいことが分かります。
なにより、砂漠に建つその重厚なシルエットが記憶に残っています。
(つづく)
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