いよいよサンチャゴ・デ・キューバから首都ハバナまでの大横断がスタートです!
まず初めに向かったのは『グランマ号記念国立公園』です。
豊かな自然を育むこの国立公園は、地質学や生物学など世界にとって貴重な遺産であるだけでなく、キューバの歴史にとっても大変に価値の高い場所でもあるのです。
というのも、ここはかつてメキシコに亡命していたカストロやゲバラが革命を目指して最初に上陸を果たしたのがこの場所だったからです。その時に乗っていた船の名前が「グランマ号」で、その船の名前にちなんでこの国立公園の名前がつけられました。そして、1999年、キューバ初のユネスコ世界自然遺産に登録されたのです。
今回、私たちは専門ガイドと共に公園内の森に残る16世紀の先住民の聖なる洞窟まで約2kmを散策しました。乾燥した赤茶色の土の道に、所々サンゴの跡が見られます。
また、大きなエアープランツ(空気中の水分を吸収して成長する、土は全く不要な植物)と花が目を楽しませてくれます。
目的の洞窟(鍾乳洞)自体の規模はさほど大きくはないですが、今も「聖水」と呼ばれる水たまりがあり、静寂の雰囲気の中、先住民が崇拝した石像が置かれています。愛嬌のある顔立ちのその石像は女性を模しており、子供を身籠った母親のようにお腹が膨らんでいます。
今も、現地の人々がここに祈願に来るようで、お供えの紙幣が置かれています。専門ガイドによると、ここまで訪ねてくる日本人グループは珍しいらしく、多くの日本人にここの素晴らしさを宣伝してほしいと懇願されました。
このブログでのレポートが、その一助となれば幸いです。
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