青松は、「薬水」という天然水でも知られるところです。
中でも、夏でも枯れることなく、冬でも凍らない達基薬水は特に有名で、炭酸や鉄分をはじめとした多くのミネラル分を含有しています。胃腸や皮膚の病気、貧血に効果があると言われ、多くの人々がここの薬水を汲みにやってきています。
薬水は無料で汲むことができ、薬水を汲みに来た人々のために周辺にはポリタンクを販売するお店も多く軒を連ねています。
この薬水を使って鶏肉を水炊きにした「薬水タッペクスク(鶏の水炊き)」が青松の一つの名物料理となっています。達基薬水の周辺にも、薬水タッペクスクの専門店が数多く集まっています。
前菜には、山菜を中心とした数多くのパンチャン(おかず)と併せて、鶏肉を粗いミンチ状にして甘辛いたれで焼き固めたものや砂肝の串焼きなども供されます。これらは一緒に出されるサンチュに包んでいただきます。
メインの薬水タッペクスクはスープが濃厚で、緑がかかった色をしています。これは、薬水そのものが緑かかった色をしているためです。鶏肉に薬水を加え、高麗人参、ナツメ、緑豆などを入れて、鶏肉がほろほろの状態になるまでじっくりと煮込みます。滋養強壮に威力を発揮するとのことです。
〆にはご飯が出されます。
このご飯も薬水で炊いているめ緑かかった色をしています。
ご飯単独で食べてもかまいませんが、タッペクスクの中に入れて食べるのがツウの食べ方。ちょうど、参鶏湯のような感じでいただきます。
大自然の恵みをふんだんに使った青松の郷土料理は、食べ終わった後も何だか体の中が綺麗になったような感覚になる食事でした。
(つづく)
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