世界の隅々まで見てみよう!個性派の陸旅倶楽部

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タブリーズ

【実況生中継!】 シルクロード大横断2015 第55、56日目


2015年10月16日(金) 第55日目

本日は、タブリーズ市内観光から1日のスタートです。今日はまた1名、観光をキャンセルしてホテルでお休みされました。考えてみれば、このツアーも8月23日に日本を出発してから今日で55日目、疲れが出てくるのも当然と言えば当然な話で、むしろ皆様、比較的元気でいらっしゃった方だと思います。

さて、今朝のタブリーズ市内観光にはサプライズゲストが同行してくださることになりました。ブログをお読みいただいている方の中にはお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、そう、昨日、エルゴリ公園で出会った女の子2人です。実は昨日、写真を撮った際に少し言葉を交わした際に日本のことに興味が大いにおもちだと分かり、タブリーズ市内観光への同行を提案してみたところ、今日は金曜日でお休みということもあり、ご快諾いただいていたのでした。
お2人の名前はソルマズさんとアテフェさん。タブリーズに住む従姉妹同士の22歳と19歳です。観光中に一言二言現地の方と言葉を交わすことはあっても、なかなかゆっくりと話ができる機会はそうそうないので、貴重な体験でしょう。

このお2人を加え、まずはアゼルバイジャン博物館からタブリーズ市内観光のスタートです。

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この博物館は初代パーレビ国王によって建てられた博物館で、アゼルバイジャン地方からの出土品か数多く展示されています。小さな博物館の割には見どころの多い博物館です。

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見学の最後に、ソルマズさんとアテフェさんを交えて記念写真をパチリ。

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お2人とはここでお別れし、続いて、お隣にあるマスジェデ・ギャブート(ブルー・モスク)へ…と、入り口が閉まっています。しばらく外で待っても開く気配がないので通りかかった係の方に伺うと、どうやら今日は特別に学生にしか開放していないとのこと。やむを得ず、明日再訪することにしました。

もう一名午後の観光はお休みすることになり、4名でタブリーズ郊外50kmほどのところにあるキャンドヴァン村へと向かいます。4名プラス添乗員とガイドの6名でこの大型バスでは、本当にその広さを痛感してしまいます(笑)

キャンドヴァン村の手前15kmほどのところで先に昼食。このレストランは、敷地内にカーペット敷のあずま屋が点在し、靴を脱いで直接腰を下ろして寛ぐ、非常に雰囲気のいいスタイルです。

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今日は少し外はひんやりとしていたので、室内で名物のボナール・ケバブをいただきました。

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腹ごしらえを終え、キャンドヴァン村の観光へ。
ここはそそり立つ奇岩をくり抜いた家に今でも人々が暮らし、さながら「イランのカッパドキア」とでも言える場所。山肌に沿って林立する奇岩の中を徒歩での観光です。

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中には奇岩をくり抜いて作ったお土産屋さんもいくつかあり、地元の民芸品などを販売しています。

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中でもそこで売っているはちみつはまさに絶品!世界中、色々なところで混じり気のないピュアなはちみつを試してきましたが、ここのはちみつほどコクのある美味しいはちみつは他ではお目にかかれないと思います。

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ここでガイドのハミドさんがご家族のお土産にはちみつをお買い上げ。2キロで20ドルほどですのでお値段も日本のそれに比べたら、お買い得です。

イランに滞在しているとよく現地の人から声をかけられますが、今日は段違いにその数が多く、何度も一緒に記念撮影を頼まれ、カメラに収まりました。

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これもまた楽しい旅の思い出の一つです。

再びタブリーズへ戻り、本日の締めくくりはアルゲ・タブリーズです。

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14世紀の初頭、イル・ハーン朝の時代に建てられたもので、かつてタブリーズを襲った大地震のために今ではその一部しか残っていませんが、その大きさに圧倒されます。

夕食は、久しぶりに市内のレストランにて、ナスと豆と鶏肉の煮込みをいただきました。サラダバーでお野菜もたくさんいただきました。

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2015年10月17日(土) 第56日目

天気予報は見事に的中しました。
今日は日中でも10℃を越えるか越えないかの冷え込んだ天気となるとの予報が出ていましたが、外は長袖1枚では足りずに上着も必要になるほどの寒い朝を迎えました。
本日は、イランでの最後の滞在地となるトルコとの国境の町、マクーを目指します。

まずは、昨日見学できなかったマスジェデ・キャブートの観光から。

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ここは、15世紀の中葉に建てられたモスクで、この時代の建築物の中でも傑作の呼び声の高いものです。かつてモスク全体を覆っていた青いタイルの装飾の美しさから別名「ブルー・モスク」との呼ばれていますが、何度もタブリーズを襲った地震により大部分が崩落してしまい、現在残っている青タイルはわずかとなっています。

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観光後、イランでの最後の観光地となる、聖タデウス教会へ。ポツポツと降り出した雨は、本格的な雨へと変わっていました。
バスはタブリーズの都会の喧騒を徐々に抜け出し、気がつけば荒涼とした山道を走り抜けていきます。

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途中の町での昼食を挟み、聖タデウス教会まであと少し、というところで雪を頂いた山の頂上がバスの車窓に映りました。明日入国するトルコのシンボルであるアララット山です。この頃にはすっかり雨も止み、青い空にひっそりとしかも突然に姿を現したのでした。バスを止め、興奮気味にシャッターを押し続けました。

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再び走り出したバスの正面に、寒々とした山間にポツリと佇む聖タデウス教会が見えてきました。

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寒々しいと表現すれば、それは言葉足らずで、その佇まいだけでも絵になる、神聖さを兼ね備えた佇まいです。

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キリスト12使徒のうちの1人タダイに捧げる教会として建てられたもので、当時は主に黒い石を用いて建てられていたことから、別名「黒の教会」とも呼ばれています。またここは、キリスト世界で最初に建てられた教会ともされています。

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聖タデウス教会から1時間ほどでマクーに到着。
その後、藤本様はホテルの近所の床屋さんへ散髪へ。

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イランの国境の町での散髪、これもまたいい旅の思い出になることでしょうね。

夕食は、ホテルで久しぶりのお魚をいただきました。

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さぁ、いよいよ明日、このツアー最後の国、トルコへ入国を果たします。

(つづく)

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【実況生中継!】 シルクロード大横断2015 第53、54日目


2015年10月14日(水) 第53日目

日本代表対イラン代表のサッカーの親善試合観戦の余韻に浸りながらもここザンジャンのホテルに入ったのが23時30分、今日は少し遅めの9時ホテル出発です。
本日は、世界遺産のタフテ・スレイマンの観光を挟んで、西アゼルバイジャン州第2の都市、マラゲーを目指します。

ここから先の道は山道となることに加え、道自体も細いので、距離の割には時間が大幅にかかります。タフテ・スレイマンへも約3時間の道のりです。
途中、 メロンやスイカなどのいわゆる瓜系の産地を通りかかり、それらを山と積み上げた露店を発見し、すかさずバスを停めて露店の見学へ…と思ったら、ガイドのハミドさんの計らいで、早速大試食会が始まりました。

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数種類あるメロンとスイカはどれもみずみずしく、とても美味しい。お腹がいっぱいになるほどいただき、さらにいくつかのメロンを買い込んで、露店を後にしました。

 その後、タフテ・スレイマンに到着。観光へご案内しました。

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タフテ・スレイマンとはペルシャ語で「ソロモンの玉座」の意味。渓谷の中に位置する遺跡で、最大水深112mの火口湖を取り囲むように数々の遺跡が並んでいます。中でも最も古い遺跡は、パルティア時代に建設されたゾロアスター教の神殿です。

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2003年、ユネスコの世界遺産に登録されました。

昼食は、タフテ・スレイマンの遺跡から少し坂を下ったところにあるレストランにて。この頃になると、雨がポツポツと降り始めました。

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マラゲーに到着し、夕食はホテルのレストランにて。この日のメニューはスパゲッティでした。イランに入ってから初めてのパスタです。お味はというと…本場イタリアの、とまでは行かないまでも、お肉料理の続いているイランでは、お腹に優しい夕食となりました。

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夕食後はホテル近くのチャイハネで、水タバコの体験を。

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水タバコは、中近東、北アフリカ諸国で広く嗜好されているもので、観光中も何度も目にするものですが、どうやって頼んだらいいのか、どうやって吸ったらいいのか…1人ではなかなか挑戦するには勇気のいるもの。今回は全員で挑戦してみました。
水タバコの葉は、レモンやストロベリー、オレンジやチェリーなど、様々なフルーツのフレーバーが添加されているのですが、今日はレモン、ライム、オレンジを注文してみました。

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日本ではなかなか体験することのできない水タバコに、大いに盛り上がりながら、楽しい食後のひとときをチャイと共に過ごしました。

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2015年10月15日(木) 第54日目

今日もいいお天気で54日目の朝を迎えました。
まずは 簡単なマラゲーの観光からスタートです。 マラゲーの観光では、「グンバド」と呼ばれる廟が有名ですが、初めは12世紀セルジューク朝時代のキルミジ・グンバド(レッド・ドーム)を見学しました。

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続いて見学したのは、イル・ハーン朝の最初の統治者であるハルグ・ハーンの霊廟であるグイ・グンバド(双子のドーム)です。

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マラゲーの観光を終え、一路、西アゼルバイジャン州の州都タブリーズを目指します。通常、この区間の移動時間は約2時間、今日も順調にタブリーズ市内へと入りましたが、そこは昼の時間帯とは思えない渋滞が。市内での移動に約1時間を費やしてしまいました。

タブリーズ到着後に最初に訪ねたのはバザールです。

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このタブリーズのバザールは、中東最古のバザールであると同時に世界中で最も長いバザールであるとも言われています。屋根付きの迷路のような通路が縦横無尽に広がっており、そこでは絨毯や香辛料、宝石や日用品などを商うお店が7,000以上もあると言われています。バザールの中にはモスクやチャイハネなどもあり、独特な生活空間を作りだしています。
2010年、ユネスコの世界遺産に登録されました。

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バザール見学後は、タブリーズ市内で昼食。瀟洒なレストランでの昼食は、西アゼルバイジャン州の州都であると同時にイラン第2の都市でもある都会に来たことを実感させるものでした。

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昼食後は、食後の散策も兼ねて、タブリーズ市民の憩いの場となっているエルゴリ公園の散策へ。この公園は、中心に四角い人口湖をもつ広大な敷地の公園で、敷地内には小さいながらも遊園地も併設しています。

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散策中、日本人が珍しかったのか、私達に話しかけて来た女の子が2人。一緒に写真撮影をすることになりました。

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この何気ない写真撮影が翌日、思わぬ展開を呼ぶことになるとはまだお客様たちは知る由もなかったのでした。

公園での散策も終えて、ホテルへ。久しぶりの早い時間のホテル・チェックイン。夕食の時間まで、ゆっくりとそれぞれの時間をお過ごしいただきました。
その時間に、お客様のお一人から体調不良のお申し出が。相談の上、たまたまホテルから徒歩数分のところにあった救急病院で診察を受けることになりました。

ここでのシステムは、まずはじめに一律の診察料を支払い、順番に診察を受けます。そして、そこで処方された処方箋を持って、併設の薬局へ。薬だけではなく、点滴や注射などが必要とされた場合には、同時にここで点滴や注射針もここで購入します。続いてそれを持って、処置室で処置をしてもらう、という流れです。

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お客様は注射と点滴を受けることになりましたが、その甲斐もあって症状も落ち着かれたようです。

夕食はホテルにて。

(つづく)

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