チェラプンジにあるノカリカイの滝は落差340mで、インドで一番の高さを誇ります。日本では情報が少なくほとんど知られていません。モンスーンの時期には水量が増え、断崖絶壁から流れ落ちる幾重もの滝筋はなかなかの見応えです。
滝の名の由来をご紹介しましょう。
昔リカイという女性がいました。リカイは未亡人で娘が一人いました。彼女はある男と再婚しましたが、その男はリカイの娘を嫌っていました。ある日、リカイが鉄鉱石を運ぶために外出していた時に、彼は娘を殺してカレーにしてしまい、リカイにそのカレーを食べさせました。リカイはそのカレーを食べましたが、娘の指を見つけ、夫が娘を殺したこと、そしてそれを自分が食べてしまったことを悟りました。リカイは悲しみの余り気が狂ってしまい、滝から飛び降りて自殺してしまいました。その逸話から、彼女の名前を取ってその滝はノーカリカイ(リカイの滝)と呼ばれるようになりました。因みに、カシ語で「ノー(Noh)」は「滝」、「カ(Ka)」は女性であることを表す言葉です。
残念ながら、今回の訪問時は霧に覆われてしまい殆ど滝の姿を見ることができませんでした。ガイドの話では南側から流れてくる湿った空気がこの辺りの絶壁の丘にぶつかるので、霧の発生は日常的だとか。滝はよく見れませんでしたが、この辺りの地形と自然環境をあらためて感じることができました。
下の写真は天気が良い日に撮られたもの。ちなみに12月-2月の乾期にはほとんど水がなくなるそうです。
(つづく)
個性派の陸旅倶楽部のホームページはこちら。
↓↓↓お読みいただきありがとうございました。
人気ブログランキングに参加していますので、是非下記バナーのクリックをお願いします。
日々の励みになります!
海外旅行 ブログランキングへ