世界の隅々まで見てみよう!個性派の陸旅倶楽部

㈱トラベルハーモニーの新ブランド『個性派の陸旅倶楽部』が徒然なるままにお届けする、アジア、中近東、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、オセアニアなど世界各地のホットな情報やそれらにまつわるトピックのブログです。

ドーソン・シティ

カナダ・ユーコン準州 現地視察レポート⑮


眠い目をこすりながら集合した我々は、この日はゴールド・ラッシュに因んだ場所を3か所訪ねることになりました。

最初に訪れたのは、『ボナンザ・クリーク』。
ここは、1896年、カナダ人のジョージ・カーマックスと先住民のドーソン・チャーリー、スコークン・ジムの3人が膨大な金を発見し、杭を立てて金の採掘権を主張した、クロンダイク川の支流で、正にゴールド・ラッシュの最初の一歩が踏み出された場所です。今では簡単なトレイルがあり、小川へと下りて行くことができますが、この何気ない小川から北米にセンセーションを巻き起こしたゴールド・ラッシュが始まったのかと思うと、感慨深いものがあります。

次に訪れたのは、ボナンザ・クリークからほど近い場所にある、『ドレッジ#4』。

Dredge_01

ゴールド・ラッシュが巻き起こった当初、人々はゴールド・パンと呼ばれる浅いお皿を使って手作業で金を採っていましたが、ほどなくして金の採掘に企業が乗り出してくるようになると、より効率よく採金を行うために水力発電で稼働する大型のドレッジ(=浚渫機/土砂をすくい上げて取り除く機械)が活躍するようになりました。
このドレッジ#4は1913年に建造されたもので、ゴールド・ラッシュ後の1960年まで稼働しており、このタイプのドレッジとしては北米最大、カナダの国定史跡に指定されています。

Dredge_02

ゴールド・ラッシュ当初のゴールド・パンでの砂金採取を体験できるのが、『ゴールド・パニング』です。
土砂を入れたゴールド・パンを水を張った水槽の中で、少しずつ揺すって行き土砂を取り除いて行くと、土砂よりも重量の重い砂金だけがゴールド・パンに残る、という仕組みです。
とは言っても、激しく揺すると砂金をも水槽の中に沈めてしまうことになります。優しく、丁寧に揺すっていくのがポイントです。

Gold_Panning_01

Gold_Panning_02

Gold_Panning_03

自分で採取した砂金は、ゴールド・パニング体験の記念として、小さなボトルに入れて持ち帰ることができます。また、併設の売店ではこの砂金を使って、アクセサリーを作ってもらうこともできます。

ドーソン・シティとは切っても切れないゴールド・ラッシュ。
これらの場所を訪ね歩くことで、当時の人々の熱狂ぶりを追体験できるかもしれません。

(つづく)

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カナダ・ユーコン準州 現地視察レポート⑭


21時からスタートのサワートー・カクテルで度胸試しも終わると、結構な時間となります。
そろそろ、おとなしくベッドに入り、明日に備えようか・・・
そんなことを言っている場合ではありません!
ドーソン・シティの夜は、これからが本番と言っても過言ではないのです。

ユーコン準州は、真冬でなくてもオーロラが見える場所としても知られています。
緯度が高くなればなるほど、オーロラが見える確率が上がるため、ホワイトホースより北に位置するドーソン・シティではよりオーロラが見える確率が上がるのです。
ドーソン・シティでの最大の夜のエンターテインメント、それはオーロラ鑑賞と言ってもいいのかもしれません。

ホワイトホースでもオーロラを見ることはできます。
では、ホワイトホースとドーソン・シティでは何が違うのか?
ホワイトホースがほかに比べていくら小さい市だと言っても、建物も多く、それゆえに市の中では夜中でもそれなりの明るさがあります。そのため、ホワイトホースでオーロラを見ようと思えば、周りに明かりのない郊外のオーロラ鑑賞施設に行く必要があります。実際、いくつかの会社がオーロラ鑑賞施設を運営しています。もちろん、強度の強いオーロラが出現すれば、ホワイトホースの街中でも見ることができますが・・・。
一方、ドーソン・シティは前述のとおり非常に小さな町で建物も少なく、また、街灯も少ないため、夜ともなれば街中でもある程度の暗さが得られるのです。町のすぐ脇を流れるユーコン川の川岸まで行けばもう、真っ暗。ということで、特別な場所に行かなくても、ドーソン・シティではオーロラを見ることができるのです。
ここが大きな違いです。

サワートー・カクテルを終えた我々は、オーロラを求めて、ユーコンの川岸へと向かいました。
実は、レポートには書いていませんでしたが、ホワイトホースで2度、オーロラ鑑賞にチャレンジしていたのですが、ほとんど見ることができず、そのリベンジの意味合いもあって、ホワイトホースに期待をかけていたのです。

しばらく待っていると・・・
出ました!オーロラが!
それも、「そう言われればオーロラに見える」という類ではなく、はっきりとオーロラだと分かる、しっかりとしたオーロラです。あちらに出たかと思うと消え、そうかと思えばこちらに新たに出現する・・・そんなオーロラが暗闇の中を舞ったのです。
首が痛くなるほど見上げ、夢中にカメラのシャッターを切りました。

一説には、オーロラの活動のピークは午前2時頃なのだとか。
これだけのオーロラを見ることができて満足した我々は、午前2時を過ぎたこともあり、ホテルへ帰ることにしました。
ホテルの入口を入ろうと、名残惜しくもう一度、空を見上げたところ・・・
先ほどよりもはるかに鮮明で大きなオーロラが再び暗闇に出現したのです!
「カーテン」、「爆発」、「降り注ぐ」そんな言葉がまさにぴったりの、誰もがイメージするオーロラの姿そのものです。それも、今、我々が立っているのは少ないとはいえ、街灯の明かりのある町の中。ユーコンの川岸よりはるかに明るい場所です。それでも、こんなにもはっきりとオーロラが見えたのです。

先ほどまで首が痛いなどと言っていたこともすっかり忘れ、再び真上の空を見上げ、シャッターを押し続けたのでした。

下の写真は、街灯の下から、携帯電話のカメラで撮影したオーロラです。
そのような状況でも、これだけカメラに収めることができました。後日、一眼レフカメラで撮影したもっと鮮明なオーロラの写真を掲載したいと思います。

Northern_Lights_01

Northern_Lights_02

Northern_Lights_03

翌朝(厳密に言えば、その日の朝)、寝ぼけ眼で朝食に集合したのは、ご愛嬌です。

(つづく)

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カナダ・ユーコン準州 現地視察レポート⑬


ドーソン・シティの町がさほど大きな町ではないことは先日のエントリーでもお話ししました。
そんな小さな町ですから、観光客が楽しめるエンターテインメントが数多くある、というわけにはいきませんが、その中でもいくつかの面白いエンターテインメントをご紹介したいと思います。

この町一番のエンターテインメントと言えるのが、『ダイヤモンド・トゥース・ガーティーズ・ギャンブリング・ホール(Diamond Tooth Garties Gambling Hall)』。

Diamond_Tooth_Garties_01

ここでは、本格的なカジノとゴールド・ラッシュ時代を彷彿とされるカンカン・ショーの両方を楽しむことができます。
カジノはブラック・ジャックを初めとしたテーブル・ゲームとスロットマシーンが中心で、カンカン・ショーのステージの周りにゲームが配置されていることから、カジノをしながらカンカン・ショーも同時に楽しむことも可能です。

Diamond_Tooth_Garties_03

カンカン・ショーは、20:30、22:00、24:00の3回の上演となっており、各回ともに上演される内容が異なります。
華やかな衣装に身を包んだ踊り子たちが華麗に舞い、ステージの最後の方には観客数人も舞台へと誘われ、カンカンダンスを体験します。

ステージが終わった後には、ダンサーたちが舞台前に集合し、記念撮影にも応じてくれます。

Diamond_Tooth_Garties_05

インターバルがさほど長くありませんので、ステージとステージの間にカジノを楽しみつつ、3つのステージをすべて制覇するというのもいいかもしれません。

次にご紹介するのは、世界中どこを探してもここ、ドーソン・シティにしかない『サワートー・カクテル(Sourtoe Cuctail)』です。
今回宿泊したダウンタウン・ホテルのバーでのみ、毎日21時から体験することができるこのサワートー・カクテルとは、お酒の中に凍傷で切断した親指のミイラを入れて飲む、というものです!

まず、バーのカウンターで自分の好みのお酒を購入します。
順番が回ってくると、サワートー・カクテルを実施している男性に5ドルを支払い、名前と国籍を聞かれます。その後、サワートー・カクテルについての説明が行われ、購入したお酒の中に親指のミイラが入れられます。

Sourtoe_02

Sourtoe_01

これを一気に飲み干すのですが、その際には2つのルールがあります。
  1. 指のミイラが唇に触れないと飲み干したことにはならない
  2. もし、指のミイラを飲みこんでしまった場合には、2,500ドルの罰金

かつて何人かが指を飲みこんでしまったことがあるといい、ゆえに、この指も既に何代目かということでした。

きちんと指が唇に触れ、飲み干したと認められると、氏名の入った認定証をもらうことができます。

決して気持ちのよいものではなく、グロテスクですらありますが、ドーソン・シティ訪問の記念に、度胸試ししてみるのもいいかもしれません。結構な数の人が挑戦していますよ!


(つづく)


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カナダ・ユーコン準州 現地視察レポート⑫


ツームストン準州立公園の視察を終えた我々は、本日の宿泊地であるドーソン・シティへ向かいます。
ドーソン・シティは、ゴールド・ラッシュの時に建設された町。
それ以前は、先住民が夏季の漁業の際の宿営地として使っていただけの土地でしたが、ゴールド・ラッシュで町が建設されると、どんどん人口が増え続け、最盛期には4万人が暮らす町となりました。しかし、ゴールドラッシュの終焉とともにその人口は減り続け、ユーコン準州誕生以来の準州都でしたが、1952年にホワイトホースにその座を譲るとさらに人口の減少は加速されました。

現在では、約2,000人が暮らす町で、町の端から端まで歩いても10分もかからない小さな町です。
町を見下ろすドーム・マウンテンから見ても、その小ささがよく分かります。横を流れるのはユーコン川です。

Dawson_01

町全体がゴールド・ラッシュ最盛期の活気のあった当時の様子のまま保存、再現されており、その中を歩いていると、さながら当時にタイム・トリップしたかのような錯覚に陥ります。

Dawson_03

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ここで宿泊したのは、『ダウンタウン・ホテル(Downtown Hotel)』。

Downtown_Hotel_01

このホテルもまたゴールド・ラッシュの時代を思わせる外観のこじんまりとしたホテルですが、実はななめ前には別館もあり、中に入るとアンティーク感をもたせながらも、客室にはしっかりとした設備、備品が整っており、快適な滞在ができました。

Downtown_Hotel_02

明日のエントリーからは、少し、ドーソン・シティの町を歩いてみたいと思います。

(つづく)

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カナダ・ユーコン準州 現地視察レポート⑩


今日は、ゴールド・ラッシュで栄えた中心の町、ドーソン・シティへ向かう日です。
ホワイトホースとドーソン・シティ間は、陸路での5~6時間の移動の他に、約1時間の空路でも移動できます。今回我々は往路は空路、復路は陸路での移動となっていました。
この空の足を担っているのが、ホワイトホースの本拠地を置く、ユーコンの翼『エア・ノース(Air North)』です。

エア・ノースは1977年に設立された35年以上の歴史をもつ航空会社。ホワイトホース、ドーソン・シティをはじめとしたユーコンの町とブリティッシュ・コロンビア州、アルバータ州、ノースウェスト準州、米国のアラスカを定期便で繋いでいます。

2014-routemap

そのエア・ノースでのドーソン・シティへの空の旅。小さなホワイトホースの空港の中でも一番端のカウンターでのチェックインです。

AIR_NORTH_01

事前に現地のコーディネーターからも話を聞いていましたが、ホワイトホース~ドーソン・シティ間のフライトは、座席指定がなく、自由席とのこと。比較的低空を飛行し、窓から見える景色が素晴らしいので是非とも窓側の席を確保するべし、とのことでチェックインの後、朝食を済ませて、搭乗口で登場開始時刻を待ちます。

時刻になると、ターミナルの建物を出て、飛行機へ。一応、この空港には搭乗橋(ボーディング・ブリッジ)はありますが、徒歩で飛行機へと向かいます。
利用機材は英国製のホーカー・シドレー、双発のプロペラ機です。搭乗人数は、40人ほどでしょうか?

AIR_NORTH_02

AIR_NORTH_03

機内へ入るとみな目指すことは同じなのか、窓際の席から座席が埋まっています。
少し出遅れた感がありましたが、それでも仲間の助けもあって、無事に窓側の座席につくことができました。我々を乗せたホーカー・シドレー機は、予定より少し遅れてホワイトホースを離陸しました。

短いフライトということもあり、機内でのサービスは特にありません。
座った席がちょうどプロペラの横だったということもあり、若干視界は遮られていましたが、それでも眼下にはユーコンの大自然を存分に楽しむことができました。

AIR_NORTH_04

離陸後約1時間で目的地であるドーソン・シティに無事に着陸しました。
ドーソン・シティの空港は、空港と呼ぶのもはばかられるほど、小さな小さな建物でした。

DAWSON_CITY_AIRPORT

ここから、この視察の最大の目的地の一つ、ツームストン準州立公園を目指します。

(つづく)

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