ドーラビーラ遺跡は、グジャラート州にあるインダス文明の大都市遺跡の1つ。前述した港湾都市であったロータル遺跡より古いものと考えられています。パキスタンにあるハラッパーやモヘンジョ・ダロのように城塞と市街地で構成された構造をもち、外壁の外側にも街を支える人々の居住地が広がっています。また、人々の生活を支えた巨大な貯水槽の跡がいくつか見られます。地下に設けられた水路跡は興味深いです。

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この遺跡はカッチ湿原のなかにあるカディール島に位置し、雨季になると川に水が流れ、周囲が水に囲まれるようになっています。紀元前2900年頃から人々の居住がはじまり、紀元前2100年ごろから徐々に衰退に向かっていったようです。

特筆すべき重要な発見は、インダス文字が発見されたことです。文字は、王族一家の名称か神聖なる神の名前か都市自体の名前ではないかと考えられています。他に、インダス式印章やハラッパー式の土器、動物骨、紅玉髄製などのビーズ、金製品や銀製品、テラコッタやメソポタミアとのつながりをうかがわせる土器などをはじめとする膨大な量の出土は、隣接する博物館に展示されています。

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(つづく)

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