世界の街の色シリーズの第4段は白色をお届けします。
「色のない色が白…」そう感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、白色はすべての色の基本を成す色であり、そうだからこそ、他の色との比較として存在した場合、他の色に負けるとも劣らない存在感を存分に発揮してくれる色なのです。

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イタリア南部、プーリア州にに所属するオストゥーニの町は、正に中世の丘上都市です。
周辺には見渡す限りのオリーブ畑が広がり、その中を進んで行くと突然、真っ白な建造物が密集したオストゥーニの町のある丘が姿を現わします。遠景からオストゥーニを臨むと、いくつもの建造物が立体的に重なりあって丘の斜面に密集しており、正に圧巻。まるで、真っ白で巨大な一つの建造物がそこにあるかのような錯覚すら覚えるほどです。
アドリア海の真っ青な「青」、周辺のオリーブ畑の「緑」に囲まれ、その白色がこれでもかと言わんばかりの存在感を発揮しているのです。

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この町の起源は、中世初期の10世紀に遡ります。
アドリア海を挟んでバルカン半島と対峙する立地条件をもつオストゥーニは、常に海賊など外部からの侵略の危険にさらされていたため、町をそのような侵略から守るために丘の上に建設し、そして、万が一、外敵が侵入してしまった場合でも、容易には町の中に入れないようにあえて、このように密集した形にしたのでした。

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オストゥーニが属するプーリア州は、イタリア南部特有の強い日差しが特徴で、そんな環境の中で少しでも涼しく生活を送るための知恵として、オストゥーニの人々は建物の外壁に白い石灰を塗り、その結果、オストゥーニは白い町となったのです。

白だからこそ、夜景もまた素敵です。

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光の中に浮かび上がる白亜の町は、イタリアの他の町とはまた異なった強烈な印象を旅人に植え付けてくれるのです。

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