ウズベキスタン西部、カラカルパクスタン共和国に6世紀から7世紀頃の古代ホラズム王国の都城遺跡(カラ)があります。都城遺跡は約100kmの範囲にわたって点在しており、その数は1000を超えるといいます。私たちは、そのうち3つの都城遺跡を訪ねました。
アヤズ・カラには 3つの時代の遺跡があり、1つは紀元後3~4世紀に造られた城で、城壁の特徴は 2重壁になっていることです。 2階建て構造になっていて、上の通路は兵士の移動のため、下は武器庫だったそうです。そこには、人が住んだ形跡はなく、敵が攻めてきた時に立てこもったものと考えられています。その頂上から眺める2つ目の都城は、紀元後 1世紀に造られたものです。その横には3つ目の都城跡も見えます。
トプラク・カラは、アムダリア右岸にある古代要塞都市で紀元前1世紀~紀元6世紀頃まで遡ります。古代ホレズム文明の遺跡は、1938年に発見されました。日干しレンガの城壁に囲まれ、王宮、ゾロアスター教神殿、神殿内部があり、そこからは数々の塑像や壁画などの美術品や文書などが発掘されています。
そして、ゴルドゥルサン・カラは日干しレンガの城壁に囲まれた、紀元前2世紀~1世紀のクシャン朝時代のものです。城壁は10世紀から11世紀にグーリスタン国の人が造ったものとのことです。
別途訪れたキルク・キズ要塞は、「40人の乙女の城塞」という意味。僅かに残る城壁は塩害により朽ちたと説明がありました。
(つづく)
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