2015年10月21日(水) 第60日目
トラブゾン、サムスンと黒海沿岸の町に滞在した後は、一気に内陸部へと方向転換し、中部アナトリア地方へと入っていきます。
今日は、アラジャホユック、ヤズルカヤ、ハットゥシャスというヒッタイト関連の遺跡を巡る1日です。
まず訪れたのはアラジャホユック。
ここは、小さな村であるアラジャにある遺跡で、青銅器時代、ヒッタイト時代などの遺跡が何層にも重なって発掘されており、神殿、地下通路などの遺構が残っています。中でも有名なのがスフィンクスの門。ヒッタイトが古代エジプトといかにつながりが深かったかを物語るもので、周辺のヒッタイト遺跡の多くのレリーフなどがレプリカであるのに対して、このスフィンクスの門はオリジナルがそのまま残されています(厳密には、オリジナルを基礎に、一部レプリカ処理が施されているようです)。
また、小さいですが、ここから出土したものを展示する博物館も併設されています。
観光後は昼食へ。
ここで久しぶりに日本人グループにお会いしました。いつぶりでしょうか?しばし、お互いの旅の情報を交換しました。さすがに、中国からトルコまで67日間をかけての旅には皆さん一様に驚かれていました。
シルクロード大横断の宣伝、皆さん、ありがとうございました!(笑)
昼食に続いてヤズルカヤの遺跡へ。
この遺跡があるのはボアズカレという人口1600人ほどの村。紀元前13世紀頃に作られた露店神殿で、ここで宗教的な儀式が執り行われたといいます。敷地内には、神々のレリーフがヒッタイト帝国創建の王であるトゥタリア4世のレリーフなどが岩肌に残ります。
最後は本日のメインイベント、ハットゥシャスです。
ここはヒッタイト帝国の都だったところで、海抜1000mほどの丘陵地帯に広がっています。「上の街」と「下の街」に分かれており、1906年、ドイツの考古学者ウィンクラーによって発見されました。1986年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
上の街には、ライオンの門、スフィンクスの門、王の門が残っています。
また、上の街から眺める丘陵地帯の景色は、中央アナトリア高原にいることを実感させる景観です。
ヒッタイト漬けの1日を終え、ホテルへ。少しの休憩を挟んで、夕食もホテルでいただきました。
明日はいよいよトルコ観光のハイライトの1つである、カッパドキアへと向かいます。
(つづく)
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