ウイグルの食文化は、オアシスの農耕と牧畜、及びテュルク系民族の歴史が基盤になっています。また、食材、調味料、調理法などに回族や漢族からの影響も見ることができます。ウイグル料理は清真料理(ムスリムの料理)であり、必ずハラール(イスラーム方により定められた一定の作法の下で加工、調理されたもの)の食材を用いています。
主食は小麦と米で、トウモロコシなども食べます。肉類は羊肉が主に食され、牛肉や鶏肉もよく用いられます。野菜はトマト、ニンジン、タマネギ、大根、ナスなどがよく使われ、トウガラシ、クミンの香辛料が多用され、ショウガ、花椒、フェンネル、カルダモンなども用います。
代表的な料理は、ナン、ラグメン(まぜ麺。塩を加えた生地を両手でひき伸ばして作ったうどんの様な麺を釜ゆでし、トマト、タマネギなどの野菜と肉を炒めた具を作り、食べる時にあえる料理)、
マンタ(肉・野菜などで作った具を生地で包み、蒸し上げた料理)、
ザンザ(ねじり揚げうどん)、
スイカシ(肉野菜のスープに、太い麺状に伸ばした生地を指で小片状にちぎって入れるすいとん)、
ポロ(ピラフの一種。鍋で羊肉の塊と羊の脂肪、千切りのニンジン、タマネギを炒め、米と水を加えて煮たあと、鍋を布巾で包んで蒸らして作る)などがあります。
日本にも専門店がありますので、興味のある方は足を運んでみてください!
(つづく)
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