世界の隅々まで見てみよう!個性派の陸旅倶楽部

㈱トラベルハーモニーの新ブランド『個性派の陸旅倶楽部』が徒然なるままにお届けする、アジア、中近東、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、オセアニアなど世界各地のホットな情報やそれらにまつわるトピックのブログです。

ワディ・ラム

添乗員現地最新レポート ヨルダン編⑨


ワディ・ラムは、ヨルダン南部のアカバ県の県都アカバより東に約60kmの地点に位置する砂岩と花崗岩でできた谷です。ヨルダン最大のワディ(枯れ谷)です。

景色

景色2

景色3

景色4 ラクダ

景色5

「月の谷」としても知られるワディ・ラムは、ファイサル・ビン・フセイン王子とT.E.ロレンスが第一次世界大戦中にオスマンに決起したアラブの反乱の際に本拠を置いたところでもあります。

ロレンスの顔

壮大な絶壁を削ったのは天候と風で、ロレンスの表現を借りるならば、ここは、「広大で、音の響き渡る、神のような場所」です。ロレンスの著書のタイトルからついた「知恵の柱」と呼ばれる奇岩なども見ることができます。

小アーチ

また、サムディック族(サムード族)が描いた岩絵が残っています。

岩絵

史実に現われるのは、紀元前700年頃、彼らはメッカとタイマ(サウジアラビア領内)地域に居住していました。

ワディ・ラムの主要な遺跡は、四輪駆動車で2~3時間で見て回ることができます。この一帯に居住しているベドウィンは、今も半遊牧生活を続けており、彼らは訪れた人々を温かく迎え、もてなしてくれます。

ウード奏者 ベドウィン

ベドウィン

(つづく)

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添乗員現地最新レポート ヨルダン編⑧


皆さん、『ヒジャーズ鉄道』をご存知でしょうか?

PC100297

ヒジャーズ鉄道は、オスマン帝国によって建設された、シリアのダマスカスから現在のサウジアラビアの聖地メディナまでの区間を縦断した鉄道です。総延長は1,308km、当初の計画では聖地メッカを終着駅にしていたそうです。

その敷設目的は、イスラム教徒のハッジ(大巡礼)のためであると言われましたが、真の目的は、オスマン帝国の宗教に対する支配やヒジャーズ地方に対する軍事支配を強めるため、とも考えられています。

1908年から多くの巡礼者や兵士を運びましたが、第一次世界大戦時にイギリスの支援を受けたアラブ勢に破壊され、路線のほとんどは以降に再建されることはありませんでした。映画「アラビアのロレンス」にも登場します。

ワディ・ラムに立ち寄る途中、かつて駅舎だった場所に当時の機関車(日本製)と客車が置かれています。

機関車内部

客車

線路

日本製ロゴ

機関車と客車の間の機関銃が備わった車両は、アラブ勢力の襲来に対抗するためのものでした。

武器備え車両

因みに、現在、ヒジャーズ鉄道は、物資の運搬を中心に活躍していますが、週に数回、アンマンから2時間程度の体験乗車ができるようです。
個性派の陸旅倶楽部でも、来年のツアーに組み込むかどうか、検討しています。

(つづく)

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