ワディ・ラムは、ヨルダン南部のアカバ県の県都アカバより東に約60kmの地点に位置する砂岩と花崗岩でできた谷です。ヨルダン最大のワディ(枯れ谷)です。
「月の谷」としても知られるワディ・ラムは、ファイサル・ビン・フセイン王子とT.E.ロレンスが第一次世界大戦中にオスマンに決起したアラブの反乱の際に本拠を置いたところでもあります。
壮大な絶壁を削ったのは天候と風で、ロレンスの表現を借りるならば、ここは、「広大で、音の響き渡る、神のような場所」です。ロレンスの著書のタイトルからついた「知恵の柱」と呼ばれる奇岩なども見ることができます。
また、サムディック族(サムード族)が描いた岩絵が残っています。
史実に現われるのは、紀元前700年頃、彼らはメッカとタイマ(サウジアラビア領内)地域に居住していました。
ワディ・ラムの主要な遺跡は、四輪駆動車で2~3時間で見て回ることができます。この一帯に居住しているベドウィンは、今も半遊牧生活を続けており、彼らは訪れた人々を温かく迎え、もてなしてくれます。
(つづく)
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