世界の隅々まで見てみよう!個性派の陸旅倶楽部

㈱トラベルハーモニーの新ブランド『個性派の陸旅倶楽部』が徒然なるままにお届けする、アジア、中近東、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、オセアニアなど世界各地のホットな情報やそれらにまつわるトピックのブログです。

中南米

メキシコ ユカタン半島視察レポート その⑤

今回のの視察旅行のもうひとつの目的は、Tianguis Turistico Mexico 2014に参加することでした。
これは、年に一度、メキシコ国内で開催地を変えながら開催される国際的な旅行関係の商談会です。
一般のお客様にとってはほとんど縁のないものかとは思いますが、私たち旅行業界の人間にとっては、現地の最新事情やより条件のいい取引先を見つけるための格好の機会なのです。

商談会に先立ち、Moon Palace Hotelにてオープニングセレモニーが開催されました。
コンサートかと見まごうような立派なセットの中、会場で開始を待ちますが開始時刻をとうに過ぎてもなかなか始まる様子がありません。ここはやはり、のんびりとしたメキシコ人気質なのでしょうか?

予定時刻を1時間過ぎた頃、前方左右の大スクリーンにある人物の姿が映し出されました。
その人物とは、エンリケ・ペーニャ・ニエト氏。メキシコの大統領です。大統領本人がこのイベントのために挨拶にやって来たのです。それほどメキシコが国としてこのイベントを大事にしていることがわかります。

Mexico_President


大統領が会場内に入ってきます。
通路をゆっくりゆっくりと歩きながら、通路に集まる人々としっかりと握手をして進みます。
私が座っていたのは偶然にも通路のすぐ横の席。目の前に近づいてきた大統領としっかりと握手をしてもらいました。

Mexico_President_02


翌日、翌々日の2日間は商談会の本番です。
各州政府、ホテル、アトラクション、旅行会社、航空会社などなど、業界の様々な分野の出展者たちがそらぞれ工夫を凝らしたブースを展開しています。
私たち海外からのバイヤーは、事前に事前にアポイントメントをとってある出展者を訪ね、商談をするわけです。

会場のあちこちで様々なパフォーマンスなどが行われ、歩いているだけでも楽しい、商談の一日でした。

Tianguis_01


Tianguis_02


Tianguis_03


Tianguis_04


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メキシコ ユカタン半島視察レポート その④


本日は、終日、カンクンから離れて、ユカタン半島最大で最もよく知られているマヤ文明の遺跡、そして、ユネスコの世界文化遺産にも登録されているチチェン・イツァを訪ねます。チチェンとは、「井戸のほとり」、イツァとは、「水の魔術師」を意味します。

かつてはカンクン~チチェン・イツァ間は車で4~5時間かかっていましたが、今では高速道路が開通しており、2時間~2時間半で到着することができます。カンクンはキンタナ・ロー州、チチェン・イツァはユカタン州にそれぞれ位置しており、州をまたいでの観光となります。

Chichen_Itza

「Bienvenios(ようこそ)」の看板に迎えられて、遺跡の敷地の中へ。実は、チチェン・イツァを訪ねるのは今回で3回目。最初に訪れてから20年近く、直近に訪れてからも10年以上が経過していますので、何がどう変わっているのか、いやがおうにも気持ちが高ぶります。

メキシコの遺跡は、出し惜しみをしない遺跡でもあります。
遺跡のメインとなる建造物が最後に出てくるのではなく、敷地内に入ってすぐ、どーんと登場してくれるのです。

Chichen_Itza_Pyramid

これは、チチェン・イツァのシンボル「ククルカンのピラミッド」です。
層の数や階段の数など、それらすべてに意味があり、遥か昔のマヤの人々がいかに高度の知識をもっていたのかということの証明にもなっていますが、それらすべてをここで説明するとスペースがいくらあっても足りませんので、気になる方は是非、調べてみてください。

さてここで、すぐにあることに気が付きました。

「ピラミッドの上に誰も人がいない…」

そんなこと、世界遺産の遺跡なのだから当たり前、という声が聞こえてきそうです。
でも、それは当たり前ではないのです。
かつて、私がチチェン・イツァを訪れた時には、どの遺跡にも手を触れることができ、当然、このククルカンのピラミッドにも上ることができ、この上で記念写真を撮ったものが今でも記念として手元に残っています。

そう、年を経る中でメキシコの遺跡の管理体制が厳しくなり、ここチチェン・イツァでもすべての建造物への立ち入りが禁止されているのです。
人類の遺産を守るという観点では、至極当然な対応といえます。
しかし、かつてはそうでなかったことを考えると、私たち旅行会社が「行ってみたい場所には、ぜひとも早いうちに」とお話しする理由は、実はこのようなところにもあるのです。

そんなことを考えながら、先に進むと出てきたのが「球戯場」です。

Chichen_Itza_Play_graund

ここではかつて、腰と肘だけを使ってボールを駆使し、写真の左の方に見える丸い輪っかにボールを通すという競技が行われていたといいます。これは娯楽ではなく、神聖なる儀式で、勝った方のチームのキャプテンは、栄誉を受けながら生贄として首をはねられたといいます。

では、あえて勝たなければ、よかったのではないか?

その質問に、ガイドさんは、「その通りですね。でも、それこそ凡人の考えです。」と答えてくれました。
納得です。

チチェン・イツァでは毎日、雨の神に生贄の心臓を供していたといわれています。
1年に365個の心臓が必要となるわけです。
しかし、そんな数の人間を毎年生贄にしていては、人口は減るばかりです。そのため、生贄にする捕虜をを求めて、チチェン・イツァは常に戦をしていなければならなかったともいわれています。

Chichen_Itza_Chakmol

その心臓が置かれたのがここです。上段中央に小さく見えるのがチャック・モールと呼ばれ、ここの中央に生贄の心臓が置かれました。

Chichen_Itza_Shop

遺跡の敷地内には、たくさんの露店が軒を連ねています。
実はこれらの露店を切り盛りしているのは、マヤ人の末裔たち。首がほとんどなく、肩の上にすぐ頭がのかっているような特徴的な彼らは、かつて栄えたマヤの時代を今に伝える人たちなのです。

1回のブログのエントリーでは到底チチェン・イツァのすべてをご紹介することはできません。
まだまだ見どころがたくさんあるチチェン・イツァです。
この遺跡を見るためにユカタン半島を訪れる、あるいは、メキシコを旅するという人がいたとしても、決して大げさでも不思議でもないと思います。

(つづく)

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メキシコ ユカタン半島視察レポート その③


今日からいよいよユカタン半島に残るマヤ文明期の遺跡やスペイン統治時代の面影が残るコロニアル都市の視察のスタートです。

最初にご紹介するのはトゥルム遺跡です。

Tulum_Ruin_with_Sea

メキシコに関心を持たれたことがある方なら、ガイドブックなどで一度はこのような写真を目にしたことがおありではないでしょうか?
マヤ文明は密林のジャングルの中に栄えた文明です。後日紹介するチチェン・イツァやウシュマル、隣国グァテマラのティカル遺跡やホンジュラスのコパン遺跡などはすべてジャングルの中に見られる遺跡です。
一方、このトゥルム遺跡はカリブ海に映えるマヤ文明の遺跡を見られる場所として知られ、密林の中に暮らしたマヤ人達が最後にたどりついた場所とも言われています。そして、海からやってきたスペイン人達が最初に目にしたマヤ文明の都市だったのです。

トゥルム遺跡へは、カンクンのホテル・ゾーンから車で約2時間。
遺跡の駐車場から遺跡の入り口まではトラクターに牽引されたシャトルカーで向かいます(もちろん、歩いていくことも可能です)。

遺跡へと入って歩いていくと、道端に何やら動くものが…

Tulum_Iguana

目を凝らしてみると、それは大きなイグアナでした!
よく見てみると、そこかしこにイグアナの姿が!こんなにいかつい姿をしていますが、実は草食で臆病者。私たちがゆっくり近づいても逃げることはありませんが、驚かすと一目散に逃げていきます。
聞くところによれば、このイグアナ、カンクンのホテル・ゾーンでもよく見かけるとか。ジョギングなどをしていると、うっかり踏みそうになってしまった、なんてこともあるそうです。

さらに進むと、真っ青なカリブの海が視界に飛び込んできます。
海岸沿いの崖の上に佇むマヤ文明の遺跡と真っ青な海のコントラスト。他では見ることのできないこんなコラボレーションがここでは実現しているのです。

Tulum_Ruin_with_Sea_02

実はここトゥルム遺跡では、マヤ文明の遺跡とカリブ海のコントラストを見るだけではなく、カリブ海に入って、海から遺跡を見上げることもできるんです!

Tulum_Beach

遺跡の横から階段がビーチへと下りており、そこで海水浴を楽しむことができます。多くの人々が海水浴とカリブ海からみる遺跡を楽しんでいました。
階段の上には、水シャワーの設備も完備されており、泳いだ後も海水を洗い流して遺跡観光を続けることができます。

トゥルム遺跡はとかく「カリブ海を背景に建つマヤ文明の遺跡」ということだけがクローズアップされがちですが、その敷地内に残る建物そのものも重要な意味をもつ遺跡です。

Tulum_Ruin

カンクンから最も手軽に訪れることができ、かつ、ほかのマヤ文明の遺跡にはない特徴を有するトゥルム遺跡。
カンクンを訪れたなら、是非とも訪れたい遺跡です。

明日は、マヤ文明を代表する遺跡、チチェン・イツァを訪ねます。

(つづく)

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メキシコ ユカタン半島視察レポート その②


メキシコ・シティで乗り継いでようやく到着したメキシコきってのリゾート地カンクン。
ここでの5連泊は、『シークレッツ・シルバーサンズ・リビエラ・カンクン(Secrets Silversands Riviera Cancun)』です。

Secrets_Silversands_Outlooking

Secrets_silversands_Wall

カンクンとは言うものの、厳密に言えばその郊外に位置するリビエラ・マヤ地区のプエルト・モレーロスという町にあるホテルです。
カンクンと言えば、西をカリブ海、東をラグーンに挟まれたちょうど数字の7のような形をした島にある通称「ホテル・ゾーン」に位置するホテルが一般的ですが、近年、ホテルの数が急激に増加し、この地区のみでは間に合わなくなり、近郊のリビエラ・マヤ地区にもホテルが次々と建設されるようになってきました。
このリビエラ・マヤ地区のホテルには、いくつかの特徴があります。


  • 大通りのホテルの入り口からレセプションまで車で移動しなければならないほど広大な敷地面積を誇る。
  • 故に、ホテル内ですべてが完結できるよう、オールインクルーシブ・タイプのホテルがほとんど。
  • ホテル・ゾーンのホテルが高層ホテルであるのに対し、2~3階建ての低層のホテル。
  • ホテルとホテルの間隔がかなり離れている。


好みの分かれるところだとは思いますが、周囲に賑やかな繁華街などがない分、ゆったりと落ち着いたリゾート・ライフが楽しめる、それがリビエラ・マヤ地区のホテルに宿泊する醍醐味と言えるでしょう。

今回宿泊している「シークレッツ・シルバーサンズ・リビエラ・カンクン」も、先に述べたオールインクルーシブ・タイプのホテルです。
オールインクルーシブ・タイプとは、ホテル内での食事や飲みのも、アクティビティ等がすべて宿泊代金の中に含まれているものを言います(一部の飲食物等は除く)。ホテル内のレストランやルーム・サービス、バーなどをどれだけ利用しても全て無料なのです。
シークレッツ・シルバーサンズ・リビエラ・カンクン内にも、フランス料理、イタリア料理、地中海料理、シーフード、アジア料理等のレストランがあり、もちろんすべて無料で利用できます。

部屋に入ってみると、とにかくその広さに驚かされました。
最もリーズナブルな部屋でもジュニア・スイートとなっているこのホテルの部屋は今回、1人で宿泊した私にとってはスペースを持て余してしまうほどの広さです。

Secrets_Silversands_Room_01

Secrets_Silversands_Room_02

バスタブとシャワーブースは別々になっており、窓をスライドすれば、バスタブから室内が見えるような作りとなっています。

部屋に用意されているアメニティも充実。
コンディショニング・シャンプーをはじめ、ローションやシャワージェル等、サイズも大きなアメニティが揃えられており、使い心地も最高です。

Secrets_Siversands_Amenity

とかく、観光地巡りが主流の日本人の旅のスタイル。
しかし、多少贅沢をしてでも、日常を忘れてこのようなリゾート・ホテルでのんびりと何もせずに過ごす休日というのも、今後の旅のスタイルとして考えてもいのではないかと思える、ホテルです。

明日から、いよいよ、ユカタン半島の視察のスタートです。

(つづく)

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メキシコ ユカタン半島視察レポート その①


5/3~5/12の日程でメキシコはユカタン半島のマヤ文明期の遺跡とコロニアル都市と訪ねる現地視察にやってきています。今日からしばらくの間は、現地メキシコで見たもの、聞いたことをできるだけ現地からお届けしたいと思います。

5/3(祝)、ゴールデン・ウィーク後半の初日となるこの日、成田空港発メキシコ・シティ行のノンストップ便であるアエロメヒコ057便で成田空港をほぼ定刻に飛び立ちました。

Aeromexico

Monitor

昨年10月より、アエロメヒコの成田線にはボーイング社の最新鋭旅客機BOEING787ドリームライナーが投入されています。個人的にも初めての787への搭乗ということもあり、楽しみに機内へと搭乗しました。

Boeing_787

座席は、3-3-3の配置。
座席間のスペースも割合に広く取ってあり、体の大きな私でも足がつかえてしまうこともなく、あまり窮屈さを感じずに座ることができました。今回のフライトは、3列の真ん中の座席にちらほらと空席が見られるだけで、ほぼ満席での出発となりました。

離陸後1時間半ほどすると1回目の機内食が提供されました。
豚の生姜焼き(和食)とパスタの2種類からのチョイス。今回は、豚の生姜焼きを選んでみました。

In_Flight_Mea_01

このメインに、シーフード・サラダとパン、チーズ、クラッカー、ケーキが添えられた機内食です。
飲み物にはビールをチョイス。
日本でもおなじみのコロナ・ビールにテカテ、そして日本のビールが搭載されていましたが、ここは迷わずメキシコのビールをチョイス。テカテを飲みながらの食事となりました。

食事が終わってしばらくすると、機内の照明が落とされ、乗客たちもお休みの準備に入ります。
メキシコ・シティまでは12時間強のフライト時間ですので、ここでしっかりと睡眠をとるのも重要です。
この時間にお腹が空いてしまってもご安心ください。ギャレーには軽食の用意がしっかりとされていますので、客室乗務員にお腹が空いた旨を伝え、軽食をもらうことができます。今回用意されていたのは、たらことおかかのおにぎり、ツナとハム、チーズのサンドイッチ、お菓子などでした。

長いフライトも終盤を迎え、メキシコ・シティ到着の約2時間ほど前になると、2回目の機内食が提供されました。

In_Flight_Meal_02

この食事ではチョイスはなく、ポテトとハムを添えたオムレツにフルーツ、パンにカップケーキという内容でした。

食事も終わった頃、アエロメヒコ057便は徐々に高度を下げていき、定刻よりも少し早めにメキシコ・シティに到着しました。
長時間のフライトもあまり気にならない空の旅でした。
メキシコ・シティで乗り継ぎ、目指すはユカタン半島のビーチ・リゾート、カンクンです。

(つづく)

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