マダバはヨルダン西部の都市。首都アンマンの南西約35kmのところです。
マダバは「モザイクの町」と言われ、東ローマ帝国時代及びウマイヤ朝時代のモザイクが残されています。特に、東ローマ帝国時代のパレスチナ及びナイル河デルタを描いたマダバ地図は有名です。
マダバ地図は、聖ジョージ教会内にある床のモザイク部分です。
西暦6世紀に作られた中東の地図であり、その部分は、現存する最も古い当初の聖地エルサレムの描写を含んでいます。
マダバの歴史は、西暦7世紀にササン朝ペルシャ帝国によって征服され、その後、ウマイヤ朝の時代を迎えます。746年、町は地震によりその大部分が崩壊しました。
19世紀、古代の境界の跡地に新しくギリシア正教の教会が建設された際、マダバ地図は発見されました。
地図では北のレバノンから南のナイル河デルタ、及び西の地中海から東部砂漠までの地帯を描いています。死海も描写しており、2艘の漁船、ヨルダン川の両岸をつなぐ多様な橋、川で泳ぎ死海から遠ざかっている魚も見られます。
当時、エルサレムへ向かう巡礼者の位置認識を手助けする役目を果たしていたとも考えられています。
マダバへお出かけの際は、モザイクのお土産も記念になります。
(つづく)
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