ケニア南部からタンザニア北部にかけて暮らしている先住民族、マサイ族。
そのマサイ族の若者たちが伝統的に培われた能力を競う『マサイ五輪』が2014年12月13日にケニア南部のアンボセリ国立公園近郊の草原で開催されました。
2012年に第一回目が開催され、今年は第二回目に当たります。昨年は資金難のため、開催されなかったそうです。

Maasai_people

マサイ族の男性は元来、百獣の王ライオンを殺すことで勇敢さを示していましたが、野生のライオンが激減したため、その代替として、スポーツを通じて伝統的な身体能力を競うことになったといいます。
やり投げや垂直跳び、中短距離走などの様々な競技が行われ、伝統衣装を身にまとった女性たちも大勢応援に駆け付け、盛り上がりのうちに幕を下ろしました。

Traditional_Maasai_Dance

さて、このマサイ族、英語ではMaasai Peopleと呼ばれ、本来なら日本語でも「マーサイ族」と書くべきですが、ほとんどが「マサイ族」と表記されています。これは当初、Masai Peopleと誤植されたものが発端だと言われています。マーサイとは、「マー語を話す人」を意味します。
元来、マサイ族は遊牧民族ですが、彼らが遊牧を行う地域のほとんどが動物保護区や国立公園に指定された結果、遊牧ができなくなってしまいました。

Maasai_people_03

また、ケニア、タンザニア両国もマサイ族の定住化を推進していることもあり、マサイ族の生活も年々変化を遂げ、都市部に定住して現代的な仕事に従事するマサイ族も増えてきました。そんな実情を反映して、マサイ伝統の赤い民族衣装を着ているマサイを「ビレッジ・マサイ」、その他の色の服を着て、街に暮らすマサイを「シティ・マサイ」と呼んで区別することもあります。

Maasai_people_02

近代化の波には逆らえないとは頭では分かりつつも、伝統文化が消え去っていってしまうことには一抹の寂しさを感じざるをえません。そんななかで、ケニア、タンザニア両国が進める定住化政策に一貫して抵抗する彼らの姿には、自らの伝統を何とかして守りたいという強い意思を感じます。

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