世界の隅々まで見てみよう!個性派の陸旅倶楽部

㈱トラベルハーモニーの新ブランド『個性派の陸旅倶楽部』が徒然なるままにお届けする、アジア、中近東、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米、オセアニアなど世界各地のホットな情報やそれらにまつわるトピックのブログです。

四川省

添乗員現地最新レポート 四川省/カンゼ・チベット自治州編(最終回)


いよいよ旅も終盤です。
最終回の本日ご紹介するのは松崗村です。アバ州の州都マルカム近郊にあります。マルカム自体にはこれといって見所がありませんが、松崗村など近郊の村々には石造りのチベット人の民家があります。

私たちはチャン族の松崗村を訪ねました。松崗村にはギャロン・チベット族が住んでおり、西夏王国から逃げてきた人たちの末裔が暮らしています。彼らは宗教こそチベットの影響を受けていますが、日常会話はギャロン語を話します。カンゼ州の丹巴と同様、もともと住んでいた諸民族が次第にチベット化していったのでしょう。

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さて、次回の添乗レポートは7月末から出発する「インド北部 ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラと3つの谷キナウル、スピティ、ラホールへ 13日間」です。このあたりも、古くからチベットの影響下にあったチベット文化圏の西端です。どうぞお楽しみに!

(おわり)

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添乗員現地最新レポート 四川省/カンゼ・チベット自治州編⑪


チベットでは人が亡くなったとき、火葬、水葬、樹葬、鳥葬などいくつの葬儀があります。地域や年齢、身分により葬儀のスタイルは分けられます。ラルン・ガル・ゴンパでは鳥葬が行われており、裏山にある鳥葬場で一般人もまだ見学が可能です。儀式の後、職人により遺体が解体され、ハゲタカに食わせてしまいます。彼らは人が亡くなると、心は肉体を離れて来世への転生へ向かっているため、肉体は不要であり、他の生き物のために役立てようという考えがあります。

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午後14:00、「オムマニペメフム」と祈りの言葉を合掌、見学者も一緒にします。不思議だったのは、この時点でハゲタカの姿が1羽も見当たらなかったことです。私たちは、山の斜面に座っているため、視界が開けており、遠くの山並みまで見渡せましたが、どこにもハゲタカの姿はありませんでした。
14:30頃、棺桶や布に包まれた遺体が運ばれてきて、職人により解体が始まります。解体場所には簡易の柵が設けられ、準備が整うまでハゲタカの侵入を防ぎます。

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ハゲタカの姿がないので、煙でも焚いて呼ぶのかと思いきやそんな雰囲気もなく時間が過ぎました。しばらくして、ふと遠くの空に目を向けると、ハゲタカの大群が目に飛び込みました!ゆうに100羽は超えており、旋回を続けながらハゲタカは徐々に距離を近づけ、最終的に解体場所につながる山の斜面に舞い降りました。

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遺体の解体が終わるのを待ちきれないハゲタカが、少しずつ斜面を降りて行きますが僧に追いやられます。そして、準備が整い柵が取り払われた瞬間、ハゲタカの大群は土煙を上げながら斜面を一気に駆け下り、遺体に群がりました。

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数年前から四川省の隣のチベット自治区人民政府は、鳥葬場面の見学禁止と宣伝禁止としています。今後、四川省内のチベット人地域での鳥葬見学も一切できなくなる日がそう遠くない日にやってくるのでしょう。

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添乗員現地最新レポート 四川省/カンゼ・チベット自治州編⑩


ラルン・ガル・ゴンパは大法要の時期だったため、外部からの僧や尼僧、また中国人観光客で一杯でした。
現地ガイドさんの話では、中国人は観光客というよりチベット仏教を信仰している方々が1週間以上滞在しに来ているとのことでした。さすがに、日本人らしき人には会いませんでした。

ラルン・ガル・ゴンパが位置する場所は洛若郷と小さな町の近くです。標高3,800m~4,000m、2つの山の窪みの斜面に数百もの僧坊や家屋が立ち並んでおり、僧や尼僧が8,000~10,000人暮らしているといわれています。

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これら建物は赤茶色で大きさはほぼ同じ、折り重なるように密集しています。

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車が通れる道は唯一中心を走る1本の舗装道路で、左右に駐車場があります。その道も山の中腹あたりからは細い道になるため、バスは進めません。左側の山の上にはケンポ・ジグメ・プンツォク師の像を祀った建物とマニ堂、また五体投地をする場所があります。

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その横のホテルからは、ラルン・ガル・ゴンパが一望できます。

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朝8時、夜からの寒さが残り空気は冷たく、辺りに雪も残っていました。僕たちは終日ラルン・ガル・ゴンパで過ごしました。

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次回は、鳥葬体験についてお話します。

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添乗員現地最新レポート 四川省/カンゼ・チベット自治州編⑨


今回、ラルン・ガル・ゴンパの訪問日がお釈迦様の誕生日(旧暦)にあたり、大法要が行われるため、大勢の僧侶で混雑するとの情報を得ていました。

案の定、ラルン・ガル・ゴンパの手前10kmぐらいから車は渋滞し、通常なら1時間で通過できるところ、3時間以上かかってしまいました。道路では、僧侶や村人が大法要にあわせて来た、生き仏様を迎えようと通りにでて、カタ(スカーフ状の布)を振っていました。おめでとう!おめでとう!と叫びながら、町ではお祝いのためのサン(香草)の煙が至る所で立ち上っていました。

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こんなに大勢の僧や尼僧を一度にみたのは初めての経験でした。

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添乗員現地最新レポート 四川省/カンゼ・チベット自治州編⑧


炉霍からラルン・ガル・ゴンパへの移動の際、標高4,300m程の峠を越えます。ここは現在、トンネル工事が進捗中で、近い将来、峠を越えることもなくなりとても便利になるでしょう。

ただ、峠に広がる素晴らしい景色が見れなくなるのも寂しい気がします。この時期は、黄色のポピーを楽しめます。昨年、ここを通過した時に場所を覚えていたので期待をしていました。ゆっくり車を走らせていると、雪まじりの景色の中、ほぼ同じ場所で咲く可憐な花を見つけました。

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