2015年9月28日(月) 第37日目
本日は、ブハラ滞在2日目
今日はガイドのサイーダさんは元気に登場。ご心配お掛けしました。
まずバスに乗りイスマイル・サーマーニー廟へ。
公園の中にあるサーマーン朝2代目の君主イスマイルの霊廟です。905年ごろ建造されたものでサーマーン朝期の建築物としては完全な形で唯一残っているものです。長い間砂に埋もれていたのですが、それが幸いしてほぼ原型のままで発見されました。
またバスに乗りアルクへ。アルクは城という意味ですが、ブハラの歴代王が居城としていました。中には入口から牢獄、金曜モスク、玉座の間、博物館、厩舎などがあります。最近天候がおかしいのか、3年前に大雨が降り外壁が崩れ修復を終えたばかりです。
そのまま歩いて旧市街へ。先にはカラーン・ミナレットが見えています。
これはブハラのシンボルで1127年建造。チンギスハーンがやってきた際にも破壊を免れたという逸話が残ります。残念ながら現在は上がることは禁止。外から眺めるだけです。
そして、カラーン・モスクにも入りました。かつてはビビ・ハヌイム・モスクに次ぐ中央アジアで2番目の大きさのモスクでした。ほぼ貸し切り状態で観光しました。
そして昨日も訪れたタキ・ザラガロンへ。ハサミ屋さんにも顔を出し、スバイス屋さんでハーブティーを買い、その近くにあるウルグベク・メドレセへ。
ウズベキスタンにはウルグベクの造った神学校が3つあるのですが、ここにその内の一つがあります。1417年建造で、サマルカンドのレギスタン広場よりも早く造られました。
その向かいには1657年建造のアブドゥル・アジズ・ハーン・メドレセが建ちます。赤や黄色が使われている少し珍しい建物です。
そしてまた昨日も訪れたスザニ屋さんにも立ち寄り、日本語で交渉開始。その後は休憩タイム。
少し休憩の時間を挟んで再び旧市街へ。ホテルすぐ近くにマゴキ・アッタリ・モスクがあります。現存するブハラのモスクでは最古のもので、12世紀の建築、1934年に発見されるまで殆どの部分が埋まっていました。モスクの下には6世紀のゾロアスター教寺院の跡、さらにその下には仏教寺院の跡が発見されています。
昨日も通ったリャビ・ハウズを横目に見ながらナディール・ディヴァンベキ・メドレセへ。
今日はここの中庭で夕食と民族舞踊ショーを楽しみます。まずは夕食をとり、しばらくすると民族舞踊が始まりました。綺麗な衣装に身を包んだ女性が主に春の訪れや収穫などを喜び踊るもので、結婚式などではこういった踊りが披露されます。
またその踊りの合間には民族衣装を現代風にアレンジしたファッションショーがありました。
約1時間のショーを楽しんだ後、歩いてホテルへ。今日はまたスーパムーン。これは、地球と月が最も近づくので普段よりも14%大きく見える現象で、2夜連続での天体ショーとなりました。
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2015年9月29日(火) 第38日目
本日は、ブハラを出発してツアー5ヶ国目となるトルクメニスタンへ向かいます。
国境までは約2時間、国境手前で最後の青空トイレを済ませて国境へ。ここでまずガイドのサイーダさんとお別れ。私達だけでの国境越え、果たしてどうなることやら?
ウズベキスタン側では比較的簡単な出国審査と税関審査で済みました。そのままトルクメニスタン側へと入っていくのですが、ここには約1km以上の緩衝地帯があり歩くのは大変。そこで、ここではその間を乗り合いタクシーが走っています。荷物を乗っけていざトルクメニスタンへ。本当の国境で最後のパスポートチェックを終え、トルクメニスタンに入るとまたパスポートチェック、そしてここでまた乗り合いタクシーに乗っていよいよトルクメニスタンの入国審査です。
どれくらいかかることやら。ただただ待つのみなのですが、隣にはオーストラリア人のグループが。どうやら私たちと同じような旅行をされているようで、シンガポールからロンドンまで57日間。私達は距離は短くなるのですが67日間とゆっくり旅行していくことに驚かれた様子です。ビザも貰い、税関審査も終えてようやくトルクメニスタン入国!出たところでガイドのセルダールさんが迎えに来てくれました。
と、予定外の大型バスです。たった6人に大型バスとは、ありがたいです。ひとまずトルクメニスタン第2の街トルクメナバットを目指します。
途中、アムダリヤ川が流れ、そこを越えていくのですが、そこには浮き橋がかかっています。手前でバスを降りて歩いて全長820mの橋を渡りました。アムダリヤの水は少なくなってきているようです。
トルクメナバットに到着し、トルクメニスタン最初のお食事です。何となくロシア風な感じのお食事でまたペルミニ水餃子が出てきました。美味しい。
腹ごしらえを終え、その後はトルクメニスタンの国土の80%を占める黒い砂カラクム砂漠を走っていきます。土砂漠でどこまで行ってもほぼ変わらない風景です。
本日の目的地、マーリに到着。トルクメナバットもそうですが、トルクメニスタンの主要な街はどこも新しい建物がどんどん誕生し、このマーリの街もモスクや図書館、結婚式場など大理石の建物が造られ、私達の今回泊まるホテルも昨年できたばかりの新しいホテルです。中もピカピカ、夜もピカピカです(笑)
夕食はホテルにていただきました。
(つづく)
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