クチャ(庫車県)は、シルクロードのルート上にあって、古代亀茲国の栄えた地です。天山山脈南麓に位置しており、新疆で最大のキジル仏教寺院石窟群(千仏洞)があります。
キジル千仏洞が造られたのは3世紀の中頃から8世紀の間とされており、そこでは3世紀頃から亀茲出身の僧侶が中国で仏典翻訳に従事していたという記録があります。有名なのは4世紀前半から5世紀前半に活躍した鳩摩羅什です。
石窟内はラピスラズリの青を基調とした鮮やかな色彩が特徴で、題材はお釈迦様の一生や前世を題材にしたものが中心です。残念ながら、内部撮影は禁止されています。
クズルガハ千仏洞はキジル千仏洞と同じく、かつてのシルクロードのオアシス都市国家・亀茲国の文化遺産です。塩水渓谷の岸壁や谷の上に、漢の時代から8世紀ごろの唐の時代にかけて、46の仏殿・僧坊のための石窟が建設され、そのうち11の石窟の壁画が残っています。
塩水渓谷はクチャから西北20~30kmの所にあります。ここではケエレターグ山から流れ出る大量に塩分を含んだ雪解け水が、谷間で干えあがっています。玄奘三蔵が通ったことでも知られています。
(つづく)
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