Paro_Tsechu_01

数年前に国王夫妻が来日して、日本でも一時期話題となったブータン。
物質的な成長ではなく、幸福の度合いを発展の指標とする『国民総幸福量(Gross National Happiness: GNH)というこれまでになかった概念を打ち出していることもで知られる国です。
「雷龍の国」とも呼ばれ、世界で唯一チベット仏教を国教とし、生活の中にも仏教が深く根付いている信仰心の篤い国でもあります。

King_Wangchuck ジムゲ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王

伝統文化を守って行こうとする国の政策は徹底しており、外出する際には男性は「ゴ」、女性は「キラ」と呼ばれる民族衣装を着用することが義務付けられています。

Bhutan_people男性の衣装が「ゴ」、女性の衣装が「キラ」

そんなブータンでは、1年を通じて各地で大小様々なお祭りが行われていますが、その中でも春に行われる「パロ・ツェチュ」と秋に行われる「ティンプー・ツェチュ」の2つが特に有名で、国内外から多くの観光客を集めます。
そのうちの一つ、パロ・ツェチュが先日開催されました。

ツェチュでは、「チャム」と呼ばれる宗教的な仮面舞踊が披露されます。

Paro_Tsechu_04

この舞踊は、ブータンに仏教を伝えたとされる伝説のグル・リンポチェの生涯を描いたもので、ブータンでは、ツェチュに参加し、チャムを見ることで功徳を積み、恩恵を受けて罪を洗い流すことが良いこととされています。

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数日間にわたって開催されるパロ・ツェチュの最終日の夜明け前には、「トンドル」と呼ばれる巨大な大仏画が1年に一度だけ開帳されます。それが冒頭の写真です。
トンドルは、目にするだけで涅槃に成仏できるとブータンの人々に信じられています。そのため、まだ夜も明けきらない時間から、たくさんの人々がこのトンドルを一目見ようと集まってきます。
今年はワンチュク国王もこのトンドルのご開帳に参加されたようです。

ブータンは、そこに住む素朴な人々や美しい自然、生活に根付く文化など、いつ訪れても興味深い国です。でも、せっかく訪れるなら、お祭りの時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?

※写真提供:ブータン政府観光局(国王の写真を除く)

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